おおた工業フェア2016 出展報告
12月4日から6日までの3日間、大田区産業プラザPiOで開催されたおおた工業フェア2016に出展しました。
これは中小製造業の集積地として知られる大田区内にあるものづくり企業が一堂に会する展示会で、20年の歴史があり、今年は107の企業や団体が出展しました。
最近は受託加工型事業ばかりでなく、先端産業分野や付加価値の高い分野に挑戦している企業もあります。
あの"下町ロケット"や"下町ボブスレー"の舞台となった場所でもあります。
東工大COIは地元の自治体や企業との連携を推進するため、今回初めて出展しました。
おおた工業フェアの会場(左)と、展示ホールの様子(右)
"下町ロケット"(左)と、"下町ボブスレー"(右)の展示
おおた工業フェアの会場
展示ホールの様子
"下町ロケット"の展示
"下町ボブスレー"(右)の展示
東工大COIは2つのテーマについて展示を行いました。 一つは通信革命を目指した『以心電心』コミュニケーションによるハピネス共創社会の紹介、もう一つはハピネスセンサの一つである益・伊藤研究室の小型センサノードです。
当ブースの東工大COIコンセプト展示(左)と、小型センサーノード(右)
当ブースの東工大COIコンセプト展示
小型センサーノード
COIのコンセプト展示は、ポスターやビデオを用いて、"情報想起"、"多言語意訳"、"存在感通信"、"つながり共創空間"の4つのサービスを中心に説明しました。
来場者からは、優れた音響製品づくりのためのリスナーの共感度評価、職場管理の手法としての環境・効率の良い職場か否かの判定、
食べ物の美味い/不味いの評価、地元若年層の定住化を目指した婚活への応用等々、斬新なご意見もいただきました。
一方、益・伊藤研究室の小型センサーノードは実際の試作品を展示したため、多くの見物者を集めることが出来ました。
このセンサーの機能や性能の他に、バッテリーレスを狙って回路を超消費電力化したことが注目され、電源環境に関する質問が多く寄せられました。
また、製品化計画や適した応用分野等の質問から実用化への期待の大きさが感じられました。
ブースでの説明風景
ブースでの説明風景
また、来場した東工大OBの方が学生時代に大田区の町工場に実験装置を試作してもらったこと、 それが縁で現在でもおおた工業フェアを見学しているとのお話を伺い、地域社会の絆の強さを感じました。