諏訪圏工業メッセ2015 出展報告
2015年10月15日から17日の3日間、諏訪湖イベントホール(長野県諏訪市)で、諏訪圏工業メッセ2015が開催されました。 出展した企業、団体は403社、来場者は2万7千人余りで、地方で開催される工業展覧会としては国内最大級のものです。 来場者は、地元の企業関係者が中心ですが、社会学習の一環として地元の小学生や中学生、高校生らが熱心に見学したり、 土曜日には家族連れやカップルが来場する様子は、地域社会に根ざした展覧会として強く印象に残りました。
東京工業大学と諏訪地方の企業との関係は、約20年前から産学連携が進められており、 地元の業界団体である諏訪産業集積研究センターとの連携が、その原動力となって来ました。 諏訪圏工業メッセには、COIトライアルの時期から出展を始め、今年は『以心電心』コミュニケーションサービスのコンセプトと、 3つの研究室から最近の研究成果の展示を行いました。
東工大ブースの全景

また、三宅研究室からはパーキンソン病患者を対象に実験を始めた歩行支援システムの展示を行いました。 スマホと連動したデモの面白さもあって、医療関係者ばかりでなく、健康意識の高まりから一般の人々が強い関心を示し、 その実用化計画への質問が多くありました。

出口研究室からは、工場やハウス農業を想定した自律分散的システムを出展しました。 これは、クラウドのような大規模システムに頼らずとも、場内に温度や光センサーを配置して実世界オペレーティングシステムにより、 効率的な制御を目指すものです。 デモ装置は、地元の企業と試作し、説明も一部担当していただきました。 来場者の中には地元の工場関係者も多く、具体的な事例での説明から発展して、ビジネスへの可能性を感じさせるものもありました。

益・伊藤研究室は、ラピスセミコンダクタ社と共同研究した小型センサーノードを展示しました。 これには、加速度、ジャイロ、地磁気、気圧センサーが搭載され、Bluetooth通信により、リアルタイムに身体運動測定や位置測位を可能にしたものです。 デモでは、センサーノードの動きが、その場でスマホに表示され、完成度の高さを示しました。

また、三宅研究室からはパーキンソン病患者を対象に実験を始めた歩行支援システムの展示を行いました。 スマホと連動したデモの面白さもあって、医療関係者ばかりでなく、健康意識の高まりから一般の人々が強い関心を示し、 その実用化計画への質問が多くありました。

出口研究室からは、工場やハウス農業を想定した自律分散的システムを出展しました。 これは、クラウドのような大規模システムに頼らずとも、場内に温度や光センサーを配置して実世界オペレーティングシステムにより、 効率的な制御を目指すものです。 デモ装置は、地元の企業と試作し、説明も一部担当していただきました。 来場者の中には地元の工場関係者も多く、具体的な事例での説明から発展して、ビジネスへの可能性を感じさせるものもありました。

益・伊藤研究室は、ラピスセミコンダクタ社と共同研究した小型センサーノードを展示しました。 これには、加速度、ジャイロ、地磁気、気圧センサーが搭載され、Bluetooth通信により、リアルタイムに身体運動測定や位置測位を可能にしたものです。 デモでは、センサーノードの動きが、その場でスマホに表示され、完成度の高さを示しました。
また、地元在住の東工大卒業者の方々がブースを訪れ、最近の東工大の様子を尋ねられたり、激励されたりしました。 地方開催の展覧会ならではの光景であり、担当者一同元気付けられました。