Integrated Green-niX Collegeの目的と概要
目 的
半導体集積回路技術は社会基盤を担う重要技術の1つである。本産業の新たな成長を実現するためには、次世代に向けた基盤技術開発だけでなく、それを担う人材の育成が必須である。
これに対して、集積Green-niX研究・人材育成拠点における人材育成の場として Integrated Green-niX College を設定し、このような目的の人材育成を行っている。集積回路産業は多岐にわたる分野の知識を結集することではじめて成立する。したがって、集積回路産業を担う人材には、分野網羅的な基礎知識と深い専門力が求められる。これら専門力と高い人間性を兼ね備えた、次世代の集積回路産業を牽引する卓越人材をLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路) innovatorと呼ぶ。LSI innovatorの具体的な要件を以下に示す。
- 半導体集積回路の関連技術から、マネジメントや社会科学まで幅広い知見を持ち、業界全体を俯瞰的に見ることができる。
- 世の中に何が求められるかを洞察し、専門力と技術力、人間力を駆使してその実現に導ける。
- 新たなLSI innovatorの創出に貢献できる。
Integrated Green-niX CollegeではLSI innovatorの卵を育成する。
Integrated Green-niX Collegeの各種活動に参加するためには「参加登録」をしたうえで、参加者自身の所属等の条件が合う注1)範囲で自由に参加活動できる。参加できる対象者は以下の(1)(2)いずれかに該当する者とする。
(1) Integrated Green-niX College登録者
参加登録は、集積Green-niX研究・材育成拠点の全ての連携・参画・協力機関に所属する学生および若手社員が可能。
- 連携教育機関:東京科学大学、豊橋技術科学大学、広島大学、明治大学、長岡技術科学大学、奈良先端科学技術大学院大学、北陸先端科学技術大学院大学、筑波大学、全国の高等専門学校の専攻科
- 参画研究機関:産業技術総合研究所、量子科学技術研究開発機構
- 協力企業:現在23社
(2) Integrated Green-niX College出身者
Integrated Green-niX College登録者が所属大学からの卒業等により(1)に該当しなくなったところで「出身者」(OBOG)となり、引き続きCollegeの活動に参加できる。
注1) Collegeの活動ごとに、それに参加できる、あるいは制度が適用できる参加者の条件が規定されているものがある。詳しくは、学修プログラム内の各活動内容の説明で確認すること。
※ この対象者の規定は、2026年度から新たに適用しており、従来より広範囲なものになっている。
概 要
Integrated Green-niX Collegeでは、集積回路分野に必要不可欠な技能である回路・デバイス・プロセス・材料分野から、システム・マネジメントに至るまでの包括的な教育を提供する。具体的には、参画する教育研究機関と企業の総力を結集し①~⑤の教育活動を展開する。
これらの活動に参加し、その実績をレポート等で報告してもらうと、Integrated Green-niX Collegeより審査のうえ規定に応じたポイントを付与する。そして、達成した蓄積したポイント数に応じて、Integrated Green-niX College Certificate(修了証)を授与する。
- 複数大学間での単位互換による講義の相互履修・単位取得
- 産官学からの講師による講演会、セミナーや実習等の開催
- 大学と高専(専攻科)との連携プログラムの実施
- 社会人対象のリカレント教育プログラムの実施
- College登録者とCollege出身者のフォーラム形成による種々の人材交流イベントの実施
これら活動を通して、以下の能力を有するLSI innovatorの卵を育成する。
- 集積回路技術を網羅的に理解する幅広い基礎力
- 異なる2つ以上の複数専門領域における深い専門力
- 英語能力やコミュニケーション能力を備え、共同での研究活動等をリードできる統率力
- 新しいことにチャレンジすることに喜びを見出す挑戦的気概
- 自身の技術を他者に伝承することに努力を払うことができる教育力
現在(2026年度)は①と②の活動を主に展開中。③から⑤は今後に向けて具体的に検討中で、一部試行を始めている。
① ②の活動内容、参加条件、ポイント取得方法、また、修了証の取得方法など詳細は学修プログラムを参照すること。
